SpaceXは2026年5月19日に次世代大型ロケット「スターシップV3」の初飛行を実施します。機体は全高124.4mへと大型化し、新型のRaptor3エンジン搭載や再使用効率を高める設計変更が施されました。特に月や火星探査に不可欠な軌道上での推進剤補給基盤を初めて組み込んでおり、NASAのアルテミス計画の成否も左右します。この飛行が成功すれば、量産化と宇宙輸送ビジネスのさらなる発展が期待されます。 参考記事〇The world's biggest rocket: How SpaceX's new Starship 'V3' differs from i...
米国の宇宙企業LEAP Spaceが、地球上のどこへでも数時間で荷物を届ける「ロケット物流」を目指し、初ロケット「Bullfrog」の飛行試験に成功しました。射場到着から30時間以内で打ち上げる高い機動性が特徴です。将来は次世代機「Bighorn」により、軍の補給や人道支援、極超音速兵器の試験などの需要を見込んでいます。ロケットが地球内輸送のインフラとなる新市場が開拓されています。 参考記事〇Exclusive: LEAP Launches its First Rocket(2026年5月13日) https://payloadspace.com/exc...
Cowboy Spaceが巨額資金を調達し、軌道上AIインフラの構築に挑みます。同社はロケットを自社開発し、第2段をそのままデータセンターとして稼働させる設計を採用。地上の電力・冷却の制約を、宇宙の太陽光と真空環境で解決する狙いです。NVIDIAと連携した垂直統合戦略で2028年の初打ち上げを目指し、AIインフラの宇宙への拡張という新時代を切り拓きます。 参考記事〇Cowboy Space raises $275 million to launch AI data centers on brand-new rocket(2026年5月12日) https...
Astrobotic社は、回転爆轟エンジン(RDRE)「Chakram」の燃焼試験で世界最長となる300秒の連続燃焼に成功しました。RDREは爆轟波を利用し、高い推進効率と小型化を実現する次世代技術です。独自の金属積層造形技術が極限環境での耐久性を可能にしました。同社は今後これを月面着陸機や軌道間輸送機へ搭載する計画で、宇宙開発は輸送の効率化という新段階へ進んでいます。 〇Astrobotic Breaks Records for Rotating Detonation Rocket Engine Hot Fire(2026年4月23日) https:/...
Metaは宇宙企業Overview Energyと最大1GWの宇宙太陽光発電の供給契約を結びました。AI開発に伴う膨大な電力需要に対応するため、静止軌道の衛星から近赤外線レーザーで地上の既存パネルへ送電し、夜間や悪天候時も発電を可能にします。専用施設が不要なこの方式で、2030年の商業化を目指します。宇宙を地球のエネルギーインフラとして活用するビジネスが本格的に始動しています。 〇Meta Secures Overview Energy Space Solar Power Capacity(2026-04-27) https://payloadspace...
米国Astraが、次世代ミサイル防衛網「Golden Dome」の迎撃試験の的として、自社の使い捨て小型ロケットを売り込んでいます。迎撃対象の模擬に最適であり、防衛案件で量産化し商業コストを下げる狙いです。同社はドローン即時配送構想も掲げ、過去のSPAC上場を教訓に新型機Rocket 4.0の開発を進め、防衛と商業を掛け合わせた新ビジネスを模索しています。 〇Astra Targets Golden Dome With Small Rockets, Says CEO Chris Kemp(2026年4月24日) https://payloadspace....
JAXAの火星衛星探査機「MMX」が種子島に搬入され、2026年11〜12月にH3ロケットで打ち上げられます。火星の衛星フォボスの起源解明に向け、10グラム以上のサンプル採取と地球帰還を目指す国際協力ミッションです。小型ローバーでの探査や2系統の採取機構を備え、2031年に帰還予定です。このサンプルリターン技術の蓄積は、将来の宇宙資源開発など日本の宇宙ビジネスにおける重要な資産となります。 〇Japan's audacious sample-return mission to the Mars moon Phobos has made it to the...