中国の新型ロケット「長征十号B」が初飛行で第1段ブースターの洋上ネット捕捉に成功し、アメリカに次いで世界2番目の軌道級ロケット回収国となりました。SpaceXとは異なる独自方式を採用した背景と、同時進行する中国商業宇宙企業のIPOラッシュ、今後の再使用サイクルの行方を読み解きます。 〇China becomes second country to recover orbital booster with Long March 10B(2026年7月10日) https://spacenews.com/china-becomes-second-countr...
ispaceが2030年打ち上げのスペースX「スターシップ」に500kgの貨物枠を確保しました。契約額は約50億円。同社は貨物を統合・輸送・運用支援まで担う「月面アクセス・インテグレーター」を掲げ、独自の移動式カーゴシステムも開発します。ただしスターシップ自体はまだ軌道到達すら果たしておらず、顧客も未定。壮大な構想と実証前の現実、その両方を抱えたispaceの新戦略を読み解きます。 〇ispace to send larger payloads to the moon on SpaceX's Starship(2026年7月9日) https://spa...
2026年7月、SpaceXのTransporter-17でフロリダのCity Labsが世界初の商業原子力衛星「BOHR」を打ち上げました。トリチウムのベータ崩壊を利用した小型電源は、太陽光に頼らない常時稼働を実現します。注目すべきは技術より規制突破という点。FAAの原子力打ち上げ承認を商業ミッションとして初取得したことで、月面の永久影領域など次の市場への足がかりが築かれつつあります。 〇Commercial Spaceflight Just Entered the Nuclear Age(2026-07-07) https://gizmodo.co...
中国の研究チームが、電子回路・バッテリー・形状記憶合金を組み込んだ「ネット・メンブレン」でスペースデブリを捕獲し、再利用可能な形で軌道離脱まで導く新設計を発表しました。従来の網は使い切りが弱点でしたが、この設計は膜を折りたたんで衛星に格納し、次の対象へ再出動できます。理論段階の研究ではあるものの、除去市場が抱えるコスト構造の課題に一石を投じる内容です。アストロスケールの最新動向と合わせて解説します。 参考記事一覧 A New Net-Membrane Could Clean Up Some Tricky Space Debris(2026年7月6日) h...
SatellogicとSpaceKnowの提携は、画像販売から、外部AI企業が分析アプリを構築する「アプリストア」モデルへの転換を示します。次世代衛星によるデータ爆発に対応するため、衛星企業はインフラに特化し、分析は外部に委ねる分業体制を選択しました。Maxarも同様の戦略をとり、業界は「画像を売る」から「知見を売る」構造へ変化しています。 〇Exclusive: Satellogic Expands AI Apps with SpaceKnow Partnership(2026年6月30日) https://payloadspace.com/exclu...
NASAは月面基地計画に向け、Astroboticなど3社へ約6億ドルで4件の着陸ミッションを追加発注し、2028年後半の月面到達を目指します。CLPSによる月面定期便網が構築されつつあり、単発の探査から通信や電源等無人インフラの継続的整備へと移行しています。探査車転用案も示され、参入機会が拡大しています。 〇参考記事〇NASA Awards More Moon Base Science, Previews New Opportunities(2026年6月30日) https://www.nasa.gov/news-release/nasa-award...
NASAは月面基地計画に向け、Astroboticなど3社へ約6億ドルで4件の着陸ミッションを追加発注し、2028年後半の月面到達を目指します。CLPSによる月面定期便網が構築されつつあり、単発の探査から通信や電源等無人インフラの継続的整備へと移行しています。探査車転用案も示され、参入機会が拡大しています。 〇参考記事〇NASA Awards More Moon Base Science, Previews New Opportunities(2026年6月30日) https://www.nasa.gov/news-release/nasa-award...
中国の再使用型スペースプレーン「神龍」が軌道上で新たな未確認物体を放出しました。これで累計9個目となりますが、中国政府は目的を非公開としています。ロボットアームでの回収などデュアルユース技術の実証の可能性が指摘されています。宇宙空間での不透明性が高まる中、民間による宇宙状況把握の重要性が増しており、安全保障とビジネス面で新たな競争が進行しています。 参考記事〇China's top-secret 'dragon' space plane just released another unidentified object over Earth(2026年6...