インドの国家宇宙技術会議で、ISRO幹部がAI・量子技術・衛星間リンクを次世代衛星システムの柱と位置づけました。軌道上でのAI処理、金融・軍事通信を守る量子暗号、52機体制の宇宙状況監視網、そしてPSLVの打上げ実績まで、インドが「頭脳」と「輸送力」の両面から宇宙戦略を組み立てる姿を追いました。 〇ISRO Experts Highlight AI and Quantum Technology for Future Indian Satellites(2026年8月18日) https://thequantuminsider.com/2026/08/1...
マスク氏は全車両へのStarlink搭載構想を発表しました。試作車へのアンテナ埋め込みが進み、地上網の限界を補い自動運転の常時接続と安全性を確保する狙いがあります。10倍以上の通信容量を持つ次世代衛星やスマホ直接通信の実用化がこの車載化を後押ししますが、耐久性や各国の規制、コスト低減などのハードルも残されています。 〇Elon Musk Says Starlink Will Be in Every Car Calling It the Only Way to Connect Billions of Vehicles(2026年8月10日) https:/...
8月10日、日本のH3ロケットがみちびき7号を打上げ、米宇宙軍の宇宙監視センサーを日本の衛星に相乗りさせるQZSS-HP計画が完成しました。静止軌道の混雑が進み、宇宙状況把握への需要が高まる中、米国が同盟国の衛星に軍事センサーを載せてまで観測網を広げようとする狙いと、日米の宇宙協力がどこまで踏み込んだ関係になっているのかを解説します。 # 参考記事一覧 〇U.S. Space Force adds second surveillance sensor to Japanese constellation(2026年8月14日) https://spac...
ヴァージン・ギャラクティックが商業飛行を2027年2月に再延期。単一原因ではなく数百の取付作業の遅延が積み重なった結果。ブルーオリジンは月着陸機開発優先で観光飛行を休止中、当面唯一のプレイヤーとなる可能性も。チケットは値上げ後も完売続き、資金繰りの注記も。市場成長の展望とあわせて解説します。 〇Virgin Galactic delays next commercial spaceflight to 2027(2026年8月13日) https://www.space.com/space-exploration/private-spaceflight/v...
ロケット・ラボが、打ち上げ拠点を丸ごとコンテナに収めて世界中どこでも展開できる新構想「GHOST」を発表しました。ElectronとHASTEを、既存射場に縛られず柔軟に運用できるようにする狙いです。同時期に発表された決算では過去最高収益234百万ドルを記録し、宇宙防衛関連の契約も大きく積み上がっています。イリジウム買収とも重なる、垂直統合を進めるロケット・ラボの戦略の全体像を読み解きます。 参考記事一覧 〇Rocket Lab builds deployable infrastructure for Electron launches(2026年8月...
SpaceXが決算説明会で、月面にヒューマノイドロボットを送り込み工場や産業インフラを建設させる構想を発表。地球経済を最大1000倍に押し上げる可能性があるとされ、マスドライバー建設や、Nvidiaとの提携によるStarmind AI1軌道データセンター計画とも連動する。JAXAが描く2040年代の月面基地構想と比較しながら、月を製造拠点として捉える動きの広がりを追う。 # 参考記事一覧 〇Elon Musk wants humanoid robots to build Moon factories, says it could make Earth'...
スペインのKreios Spaceが世界初の「空気呼吸式」電気推進衛星を発表。大気を推進剤にすることで超低軌道(VLEO)での長期運用が可能に。JAXAの過去研究から最新のRedwireの取り組みまで、地球に一番近い宇宙開発競争を解説します。 # 参考記事 〇Exploring 'very low Earth orbit': The world's 1st air-breathing satellite thruster could soon get a test run(2026-08-09) https://www.space.com/space-e...
EUと欧州委員会が衛星通信網IRIS²の実施協定に署名し、計画段階から本格展開へ移行しました。66基を追加し348基体制に拡大、防衛・安全保障向けの通信容量を強化し、2029年の打ち上げ開始を目指します。Starlinkとの規模差ではなく「通信主権」を軸にした設計思想、加盟国独自の追加投資、本格稼働までの空白期間をどう埋めるかという課題まで、EUの衛星戦略の実像を読み解きます。 〇IRIS²: Commission and SpaceRISE conclude negotiations, paving the way to full-scale depl...